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オレンジ

オレンジ

やわらかな光さす
南の庭の窓から
オレンジの糸のように
細くたなびく香る風が
開けた窓から入る

オレンジの糸で繋いだ
ちいさな花の
香りアスタリスク

いつまでも暑かった
の火照りを冷ましながら
風が部屋を通る

この風の香りを聞くと
思い出す人がいて
涼風が撫でて通る腕に
人恋しさを思い出させる

もう
ずいぶん遠い過去なのに
香りが結ぶ思い出の糸は
今と昔の時間の距離を
きゅっと絡めて縮める

記憶は少し意地悪で
どんなに忘れた気持ちでいても
なにかの香りがすると
いろんな記憶
心の引き出しから取り出してきて

 ほら
 忘れてなんかいないでしょう

そう言って
テーブルの上に置いた走り書きのように
見える場所に置いていく

忘れたことにしなければ
前に進むことができない
何にも換えがたい思い出たち

ほんの少しの後悔も
果たせなかった約束も
再び訪れるはずだった場所も
あの時間に残したまま
日にちだけは過ぎて
またが巡ってくる

心の引き出しを開ける
香りの 

20131020

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テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真

雲が


妹とお買い物ドライブ。
見上げた空の雲。
久しぶりにじりっとする
秋の日差し。

九重とか阿蘇の方かな。

そんなそらのごきげん。

なんだか今日は

朝からいろんなところが揺れてますね。
皆様お気をつけて・・・・・・

蜜柑

青いみかん

買い物から家に着いて
荷物を整理しながら
煮炊きを始める

ごぼうの皮を削いでささがきにして
蒟蒻をちぎって茹でてお湯を切って
大根や人参を銀杏に切る
里芋も皮をむいて八つ割りにして
かぼちゃもコロコロに切る

煮えにくい根菜類を
豚肉と炒めて
あらかじめとっておいたおだしを注いで
ゆっくり煮る

煮崩れする芋類は取って置いて
根菜類が少し柔らかくなってから

そこまででひと段落して
鍋を火に任せて居間に戻って
買って来た青い蜜柑を取り出す

まだ緑が多いはしりの蜜柑
ところどころ黄色くて
ぼやけた地球儀のようで
まだ少し硬い

皮に爪を立てると
清涼感溢れる青い蜜柑
若い果実の匂いがする

子供の頃
運動会のお弁当には
いつもこの蜜柑が添えられていて
酸っぱさに頬をくぼませながら
食べていたけれど
いまどきは青い蜜柑でも甘い

まだ色の薄い蜜柑の房から
ひとつつまんで食べてみると
それはやはり甘く
けれど懐かしい季節の果実の匂いは
子供の時と変わらず
記憶の中と同じ匂いだ

あと何度
この季節の匂いにめぐり合えるだろう
懐かしい青い匂いが充ちる部屋で
そんなことを考えながら
私は立ち上がって台所に向かう

くつくつと
野菜が煮えるやさしい匂いがする
秋の台所に
若い果実の残り香を従えて

201309


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

秋の日常

秋の日常

買い物に出たスーパーの
果物のコーナーに青い蜜柑が並ぶ

あぁ
もうそんな季節になったのかと
若い緑を覆う赤いネットを一提げ
カートの中に入れる

この間まで桃やメロンや玉蜀黍
夏の食べ物で賑わっていたのに
気づけばいつの間に
の味覚がこんなにひしめいて
季節の移ろいを報らせている

 別に
 スーパーの商戦に乗ったわけじゃ
 ないんだけどね

誰にいうわけでもなく
心の中で呟きながら
里芋 さつまいも かぼちゃ
ごぼうに茄子

商品棚に並んだ
世界中から季節を問わず輸入されて
今では年中食べられる野菜たちも
地元で育った路地もの野菜の
季節感には勝てず
思わず手を伸ばし
めいた野菜をカートに入れていく

夜はだいぶ涼しくなったせいか
子供も温かいものを食べたがるから
今日は豚汁でも作ろうかな

 カートの中にお肉と厚揚げ
 そして葱も一束
 多めに作っておいて
 明日はうどんでも入れようかな

忙しい毎日を言い訳にして
手抜きの算段をしながら
足早にレジを目指す

夕飯の支度には
まだ少し早い時間
人が並んでいないレジで
手早く会計を済ませて
店の外に出ると
涼しい風が一陣通り抜け
を見上げると
刷毛で掃いたような雲が
一面に広がる

汗ばむ陽気でも

風が乾いてるから
夜は冷えるかも
温かいものにして正解かな

そんなことを考えながら
真夏より軽く感じる
スーパーの袋を片手に歩く帰路
にぎやかな
昼下がりの商店街

201309


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プロフィール

藍音ななを

Author:藍音ななを
詩作の長いブランクを経て2006/9から書き続けています。
空と雨を何よりも愛しています。

血液の82%はコーヒーでできています。
きっと できています。

写真撮影は注釈がないものについてはすべて
撮影者:藍音ななを
撮影機:au Win W41K(携帯by京セラ)
2008/2からau Win W61CA・softbank 940SH
を通して私の目が見た世界です。

著作権は放棄していません。
無断転載/無断引用/複製は固く禁じます。

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綴った詩がお気に召しましたらお気軽にリンクをお持ち帰りください。その際お知らせくだされば相互リンクも貼らせていただきます。コメントもお気軽にどうぞ。

*アダルトとスパムサイト様はご遠慮させていただきます。


ネット詩誌 MYDEAR所属
福岡県詩人会所属

2013.6.9 藍音ななを
動画:夢路

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